用紙取り扱い説明
ハーネミューレ ファインアート社は、1584年以来アーティストペーパーの製造と販売を続けています。420年以上の経験は、その製品である中性紙の優れた品質と保存性を物語っています。より良いプリントのため、以下の推奨事項や注意を守ってください。多くのプロ写真家やホビーアーティスト同様、ハーネミューレのペーパーをエンジョイし、ファンになって頂ける事を願います。
- 取り扱いについて
- 折ったり丸めたりしないでください。またペーパーのエッジが損傷しないよう、注意してください。
- 印刷面には触らないようにし、必要に応じて木綿の手袋を使用してください。汗や油が付くと、印刷品質が悪くなる可能性があります。
- 推奨の使用条件は以下の通りです。
温度:15~25℃ 相対湿度:40~60% - 溶剤などの蒸発は、変色を起こす可能性があります。
- プリントはポリエチレンの袋に入れ、封をするための粘着テープは使用しない事をお奨めします。粘着テープに含まれている溶剤の成分が、袋の中で拡散する場合があります。
- ペイントを使って絵を描く部屋には、ペーパーを保管しないで下さい。油分や溶剤の影響がある場合があります。
- 書かれたばかりの絵画や新しいキャビネットは、暫くの間ペイントの成分の蒸発が続く場合があります。このような場所には保管しないでください。また、エアコンや加湿器の近くにも保管しないでください。
- 印刷時
- 印刷は、コーティングされている印刷面にだけ行ってください。
- 印刷面を見分けるのは簡単ではありません。箱に入った状態では、印刷面が上になっています。指を僅かに湿らせ、少しべたつく方が印刷面です。
- 厚手のため、用紙は一枚づつセットして印刷してください。
- 画材紙ベースのため紙粉が発生しやすく、微小な印刷抜けを起こす可能性があります。やわらかいハケやブラシで印刷前に紙粉を取り除くことをお勧めします。
- 何枚か印刷すると、コーティング材が僅かにプリンターに付着し、搬送の問題が生じる可能性がありますが、普通紙を一枚通紙することにより、簡単に除去することが出来ます。
- 最良のプリント結果は、数時間乾かされた後に得られます(インクによります)。
- 印刷前の用紙の保管
- 印刷前の用紙は常に元の袋と箱に入れ、暗所に保管してください。また上記の点にも注意してください。