ハーネミューレの歴史
ハーネミューレ ファインアート社は、伝統のある中規模の会社でDasselに近いRelliehausenに製紙工場として1584年に設立されました。Sollingからの清らかな湧き水を有するIlme川沿いの立地条件の良い所です。当時の製品ラインナップは筆記用紙とフールスキャップ紙でした。1902年にハーネミューレはSchleicher& Schuellグループと合併し、その後1927年にDurenがハーネミューレの単独所有権を取得しました。2004年末より、ハーネミューレ ファインアート社は、Concertグループの一員となっています。
ドイツDasselのLower Saxony町で、ハーネミューレは創始者により確立された製法を基に製品開発を続けてきました。それは革新的であり、市場と顧客を大切にしたビジネスです。Relliehausenの地に加え、現在ではイギリス、フランス、USAに子会社を持ち、世界での従業員は150人となっています。
今日、伝統と革新を備えたハーネミューレの最も古いドイツの製紙工場は、420年以上に渡り伝統的な絵画や印刷のための高品質なペーパーの製造を続けています。80種類以上の伝統的なファインアートペーパーもつハーネミューレは、ドイツに於けるマーケットリーダーであり、ヨーロッパに於ける伝統的な画材用紙の三大サプライヤーの一つです。
ハーネミューレの最新技術
伝統のアーティストペーパーにコーティングを施した製品を開発し、今日クリエイティブなデジタルアーティストや革新的な写真家に供給しています。表面に特別なコーティングを施したインクジェットペーパーは、自然な構造と優雅さを合わせ持ち、無類の色再現域と鮮やかさでアーティストにユニークな再現を可能にしています。
1584年以来、製造方法のいくつかの変更はもちろんありましたが、ハーネミューレのファインペーパー部門は、アートとテクノロジーの需要の増加により成長を続けてきました。しかし、いくつかの事は変わっていません。例えば、品質基準(ペーパー製造の伝統的技術は、顧客の要望と密接につながっている)はずっと高いままです。様々な異なる顧客に対して(画家、グラフィックデザイナー、印刷者、アーカイブ管理者、イラストレーター、製本業者、画学生等)、ペーパーは多くの要望を満たしています。
アート業界のパートナーやエンドユーザーとの対話を続け、現在の要望とその先の変化を理解し、市場の新しい要望に応えるべく製品の改良と開発を続けています。現在のハーネミューレ社の製品ラインアップは、これらの経験の結果生み出されたものです。